単身者は既婚者とは違い、自由である。会社のルールや社会のルールはあるにせよ、自分のスタイルで生活する事ができる。休みの日は好きな時に寝て、好きな時に遊んだりする事が可能だ。全ては自分一人の責任であり、誰かに迷惑をかける事は比較的少ないといえるだろう。
しかし、独身者だからといって決して楽かというとそうではない。将来をしっかりと見据えて仕事や社会と向き合っていかなければならないからだ。仕事をダラダラしていると経験を積んでも、臨む地位や収入を得ることはできなくなる。しかし、逆にしっかり働いて、スキルを身につけると地位も収入も手に入れられるので、やりがいを感じて働くことができるはずだ。
また、独身時代に仕事に打ち込んでおくと、結婚や子育てという大事な時期に直面しても、仕事と家庭とのバランスをとることができるようになる。家族を持つと、仕事以外にも家事や育児をすることになるが、独身時代にスキルを磨いておくと、いざ復職をしようとしたときにも仕事探しのリスクは減るだろう。
独身時代は一生のうちで一番仕事に集中できる時期であり、健康であれば多少の無理もきくので、自分でしっかりと目標を立て、将来に備えることができるし、キャリアがあればブランクがあっても復職の支障にはならない。
自由だからといって独身のうちに好き勝手やっていたら将来必ず後悔する時がきてしまうので、そうならないように、自由があるうちに仕事に打ち込んでほしい。独身のうちは何をするにも選択肢があるので、そこをどうするかによって、未来の働き方も変わると私は思う。